ハナヘナって何？

2015/11/03

「ハナヘナって何？」うちのBOSSから、ヘナとハナヘナの違い、ヘナって何かを書け命令が出ました(笑)

↑これが、ヘナの原材料ヘナの木です。

少し前に『ヘアカラーによるかぶれ、アレルギー反応』が報道されてから、ヘナの問い合わせが多くなっています。

そこで、今回から数日、ヘナとHair CONTRAILで使用しているハナヘナについて書こうと思います。

カラー剤のアレルギーの原因物質で、もっとも多い酸化染料(詳しくはこちらをご覧ください。→カラーリングの種類と仕組～酸化染料・・・ヘアダイについて）、なかでも一番多い原因はρ（パラ）-フェニレンジアミンです。
ピリピリしたりするのは、アルカリ剤が原因です。

通称ジアミン（ρ-フェニレンジアミン―WIKIPEDIA）は、WIKIPEDIAには「ジアミノトルエンに代わってきている」と書かれていますが、現状は殆どのカラーリング剤に配合されています。

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他に、少数派ですが、金属性染毛剤というカラー剤もあります。
金属染毛剤は、金属塩を使用して染める染毛剤で、鉄イオン（硫酸第一鉄のような第一鉄塩）とポリフェノール系（タンニン酸など）の染料が毛髪内部で錯体を形成する事で発色します。

欧米では、鉛・銀・銅などが使用されていますが、日本では鉄塩のみしか認可されていません。
明るく染める事が出来ないので、主に白髪染めに使用されています。
ジアミンやアルカリ剤を使用していないので、どちらかのアレルギーがある人でも染められる利点がありますが、代わりに金属アレルギーの方には使用出来ません。

そこで、近年、再注目されているのが、化学物質を含まないヘナです。

ヘナ（ヘンナ）は、ミソハギ科の植物で学名は「Lawsonia inermis」、和名は「指甲花（シコウカ）」「ツマクレナイノキ」「エジプトイボタノキ」と呼ばれています。

インド、北アフリカ、エジプト、イランなどの乾燥した土壌を好み、低木性ですが高さ３～６メートルほど成長します。
ヘナは、多年性植物で、秋の収穫時期に株を残し刈り取ります。

↑ヘナの花。白以外にピンクの花も咲きます。

ヘナは、ミソハギ科のこの植物の名前ですが、植物の名前をそのままをヘナを原料とした製品の名前にも使われています。

以前こちらのブログ（カラーリングの種類と仕組～ヘナとハーブカラー）でちょっと書きましたが、
ヘナの起源は、紀元前3000年！
古代エジプトやアッシリアなどで、髪や眉毛、髭、手足や爪を染めていたと言われています。
ヘナ（HENNA）は、ペルシャ語で国によって呼び方が違います。
英語名は「ヘンナ（HENNA）」、日本では「ヘナ」「ヘンナ」と呼ばれています。
インドの女性には、現在も眉の間にヘナで模様を描いている人もいます。
また、インドやネパール、エジプトでは結婚式やお祭りの時に、体にヘナで模様を描いて染める習慣があります。

ヘナは、草木染めと同じ原理で染まります。
ヘナの葉には、ローソンという赤橙色の酵素色素が含まれています。
ローソンは、タンパク質に反応して発色します。
なので、髪、肌、爪を染める事が出来るのです。

そして、美容の世界では、欧米をはじめとして世界でトリートメント効果あると言われて使用されています。

髪のダメージホールを補修し、髪の強度を高めたり髪内部の保水力を高める効果があります。
ヘナの効果は、細くコシのない髪は張りが出て、ボリュームアップしますし、クセ毛の方はクセが少し落ち着き扱いやすくなりますし、髪が太くてまとまりやすくなります。
ダメージホールを補修するので、乾燥してパサついた髪には艶やと潤いが出てしっとりします。
紫外線から髪や肌を守ってくれます。
地肌のも効果的で、頭皮の痒みやフケも予防したり、毛穴を綺麗に清潔な状態に保ったり、地肌を瑞々しい状態に導いてくれます。
ヘナをすることによって、髪にハリと艶が出てきて、頭皮も健康的になっていきます。

ヘナで染めたりトリートメントをしていると、髪本来の健康な状態に整えるので、髪や頭皮を傷めることはありません。

デメリットは…最初はヘナショックと言われるきしみが出る（これはDO-Sシャンプー&トリートメントで抑えられます。）
数日、色落ちがある。（髪の表面に着いたヘナが落ちます。）
独特の匂いがある。（雨に濡れた枯葉、原っぱの匂いみたいな感じです。）

ただし・・・この効果は混じり物のない天然１００％のヘナをした場合の効果です・・・
巷には、自然派ヘナ！を謳っていながらも、化学物質の調合された「ケミカルヘナ」もたくさん出回っています。
ケミカルヘナには、髪が短時間で黒や赤系、黄色系に染まるようにジアミンや化学染料が調合されているのです・・・

明日から、天然１００％・ハイクオリティのハナヘナについて書いていきます。

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